下館一高創立百周年に向けて                  下館一高・附属中学校百周年記念事業実行委員長 林 廣明

 私たちの母校である茨城県立下館第一高等学校の歴史を顧みますと、大正11年12月、「茨城県下館商業学校」として創立し、昭和3年4月に茨城県に移管され、その後の制度改革等により校名や学科の変更がありましたが、戦後の学制改革により高等学校に転換され、昭和24年4月に現在の「茨城県立下館第一高等学校」の校名に改められました。この間、下館一高は数多くの有為な人材を世に送り出すとともに、社会の発展に多大なる貢献をしてまいりました。

 平成25年11月16日、下館一高創立90周年記念式典が開催され、盛会のうちに記念式典は開会致しましたが、閉会後、実行委員長の中山喜一郎紫西同窓会長から私たち同窓会役員に、来るべき2025年の下館一高創立100周年記念事業に向けて頑張るようにとの励ましの言葉を頂きました。

 平成31年2月10日、下館紫西同窓会が開催され、下館一高創立100周年記念事業についての主な事業として、記念式典、記念事業及び記念誌発行等が提案されました。その後「創立百周年記念事業実行委員会」が組織され、令和5年(2023年)に向けて準備がすすめられました。

 しかし、100周年記念事業を準備するについて、令和2年に大きな問題が発生したのです。それは、全世界の人々に大きな被害を及ぼしましたコロナ禍です。

 このような大惨事になるとは誰れも予想することは出来なかったと思います。

 そのような状況の中、私たちの母校下館一高は令和2年4月から中高一貫教育制度が導入されましたが、新入生及び在校生の皆さんはこのような厳しい環境にも負けず、勉学に励んでいるとのことでした。

 創立100年を迎える機会を一つの契機として紫西同窓会の支部設立が提案され、準備をしましたところ、令和3年8月、下館紫西同窓会筑西市役所支部、令和4年2月、下館紫西同窓会筑西支部が設立され、同年10月22日、下館紫西同窓会結城支部及び同桜川支部設立幹事会が開かれました。

 支部創立の準備会が何度もコロナ禍の影響で延期になりましたが、各支部会員の熱意と努力により設立されましたことに深く感謝致しております。

 百周年記念事業の一環として、令和3年9月2日、「運動場夜間照明装置の設置機」が完成致しました。下館一高運動場の夜間照明等が老朽化したため、夕方の部活動の実施や日照時間が短い時期の生徒の安全等を考慮し夜間照明装置を設置致しましたところ、生徒の部活動が一層活発になったと聞いております。

 令和4年12月4日、下館一高100周年記念事業の第3回の実行委員会が開催され、百周年記念式典、同記念誌、同モニュメント、同茨城新聞広告の進捗、教育活動支援基金等の状況が報告され各事業の詳細についての議論が交わされました。 

 以上百周年記念事業に関する経緯を報告致しましたが、最後に令和5年(2023年)11月5日(日)開催の茨城県立下館第一高等学校創立百周年記念式典の成功に向けて学校、下館紫西同窓会、PTA及び生徒が母校の百周年記念事業に関われたことに感謝し、こころを協せ目標に向かって前進する決意でおります。